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たしかに日本企業の生産性は悪いと思う

また、西洋かぶれの意見だけれど、最近ネットニュースなどで日本企業の生産性の悪さを指摘する記事を見かけるようになった。

まあ、つくづく本当だと思う。

ある企業がうちの会社の機械を買ってくれそうなのだが、分厚い社内資料を手に数人の担当者が数時間かけて来社し、彼らの会社の独自の安全基準に適合しているとかいないとか、打ち合わせが半日で済むと思っていたら丸一日かけて終わらず、その後メールで資料や質問のやり取りが続いている。

他の会社では何らそんな確認もせずに安全に何台も何年も使用されている汎用機である。

まさに仕事のための仕事にばかみたいな時間を費やしている。担当者はもちろん馬鹿ではないので、うちのシステムがややこしくてすみませんと常に恐縮している。

彼らのややこしい雑多な質問に答えるためにドイツのメーカーにメールしても、ごく簡単な質問以外は返事が帰ってこない。

これが、ドイツ企業の生産性の正体だ! ややこしいメールにはマジで返事しない!

ぼくも習いつつある。
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# by a_roofbeam | 2016-11-01 00:25

大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2015

もはや芸術祭巡りがメインの趣味と化してきたな。

大地の芸術祭には初めて参加する。
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たぶんメイン会場といえるキナーレの巨大なインスタレーションはトップクラスに素晴らしい作品で、しかも今回限りのような気がする。見たほうがイイヨ
作家はあのイブ・クラインロボットの人だった。結果を出すね。

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キナーレの中にはいくつかの高レベルな作品が展示してある。レアンドロ・エルリッヒ(*´∀`)

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すごく楽しみにしていたボルタンスキーの最後の教室。肝試しレベルに怖い。世界中の人間が一度はかならず訪れるべきレベルの作品。

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この作品も素晴らしかった。家の記憶。

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まつだい農舞台の里山ビュッフェ。すごく美味かった!

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巨大な石鹸。

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こんな立派な『廃校』って、、これにかぎらず、芸術祭巡りをしていると日本中の廃校の多さに驚かされる。この大地の芸術祭だけでも廃校が作品やギャラリーになってるのが5個ぐらいあった。

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宿はいきあたりばったりで、と思ったらなかなか見つからず、なんとか越後湯沢の温泉に辿り着いたがなかなかいい宿だった。川端康成が雪国を書いた宿、だって。

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ここも素晴らしい場所だった。ポチョムキン。名前はいまいちか?

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ポチョムキンの駐車場のそば、綺麗な湧水の池。遠目からも蓮の花が鮮やか。

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こんな写真では作品の素晴らしさの数パーセントも伝わらないからあなたは新潟に行くべきだ。そうだ行くべきだ。

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キナーレのすぐそばの、この作品(?)が何故かすごく気になって3キロほど引き返して寄ってみた。アタリだった。この作品を見なければ今回新潟まで来た意味が無いぐらい、強烈なインパクトを受けた作品だった。

というか、学生時代からいろいろ見てきた現代美術の中でも最高にビックリした。

写真じゃ伝わるどころかなんの意味にもならない。このドアを開けて体感するべきだ。

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大人気の絵本と木の実の美術館。癒される系。

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癒やし。

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15年前からやってる6回目の老舗のイベントで、過去の作品もたくさん残されているから、なにしろ作品数が膨大で2日半ではとても回りきれない。最後に見る作品はアネット・メサジェにした。

大学に入った年に世田谷美術館で見た出し物が、田舎から出てきた青年にはとても強烈で、その後十年ぐらい、ぼくの部屋にはアネット・メサジェのポスターと杉本彩カレンダーが飾られていた。

そんな感傷的な感じ。

まとめ。

今回一番気になったのは屋外作品の劣化。劣化も作品と捉えきれないような感じが多かった。メンテナンスと言っても簡単じゃないだろうけどね。

うえでも書いたが、ほんと芸術祭巡りは廃校めぐり、みたいな様相があるね。

芸術祭ご飯は、多少高くても混んでても食べればそれなりに美味い。






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# by a_roofbeam | 2015-09-07 23:44 |

PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭

河原町の駅から京都市美術館まで、歩いてみたら京都が思ってたのより数倍きれいで気持ちのよいところでびっくりした。
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電車で来れる観光地はこれがサイコーやな。

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これはサイコーに面白かったイブ・クラインロボット!

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ジャクソン・ポロックロボット!! 検索して動画で見てみて下さい。

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ユリ熊嵐的な作品(?)

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京都市美術館の中で一番面白かった作品。石橋義正という人。技法のいちいちがどこかで見たような、はっきり言えばパクリっぽい感じなのに、まとめ方がすごく上手いと感じた。もっとはっきり言うと主演女優が良ければ何でもオーケーなんだよ!

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美術館自体もきれいな建物。

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他の会場を目指して再び歩く。京都の街なかにこんな風景があるなんて知ってました?(知ってるのかな)

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初御所。

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歩けばなんだか気持ちの良さそうな場所が次々に現れる。

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ピピロッティ・リスト。この人すごい。この作品が今回のベストでした。

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夕方には大阪に移動してポール・マッカートニー。この人ももちろんスゴくてサイコー!






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# by a_roofbeam | 2015-05-25 21:58 |

自動車の話

10年18万キロ乗ってきたフォードエスケープだが、アイドリングの時の振動が大きくなってきてるし、なにしろエンジンのかかりが悪い。世の中の新車の大半がアイドリングストップになってるのに、うちの車はセルモーターをかなり回さなきゃならない状況だ。

ま、学生の頃乗ってたリトルホンダ(という原付)は冬場はチョークを引かなきゃ始動できなかってけどね。チョークって覚えてますか? 白い粉じゃないですよ。

最近はなんやかんや仕事の合間にいろんな車を試乗して回っている。

それも含めて、いままで運転したことのある車を出来る限り振り返ってテキトーな感想を書いてみよう。


ホンダ トゥデイ  母親の車。免許を取り立ての頃家にあった。とくに感想はないが、いま見ても斬新な形の車だったと思う。

ミツビシ パジェロミニ  父親が衝動買いしてきた母親の車(?) 雪国の我が家で初の四駆だったが、二駆のトゥデイに比べて
雪道の運転が圧倒的に楽になって心底感動した。ぼくの四駆信仰はここから始まった。

スズキ エブリィ  初めて自分で買った車(中古)。当時目黒で家賃3万円の風呂なしアパートで、駐車場は2万4千円だった。道具も積めるし車中泊も快適、何より初めて自立したクライマーになった気分を与えてくれた。リアエンジンなので夏場走りきって車中泊すると床暖房状態で非常に辛かった。

ホンダ インテグラ  クライマー仲間のRちゃんの車。ガソリンスタンドで某アイロンさんに「じゃあ運転変わって下さい」とキーをわたされ、軽い気持ちでアクセルを踏み込んだらクラッチが激烈に重いわエンジンはピーキーだわ全く動かすことができず、激烈な空ぶかしでスタンド中の注目を集めた恥辱の体験だった。マニュアルへの苦手意識はここで植え付けられた。

デリカ スターワゴン  テレマークの師匠の車。トラックと乗用車の中間ポジション的な感覚で、運転しやすかった。

デリカ スペースギア  クライミング仲間の車。城ケ崎まで何往復もさせてもらった。この車も運転しやすかった。

トヨタ タウンエース  以前の会社の営業車。ほぼ毎日、一日中乗っていた。スピードは出るし運転もしやすいとてもいい車。FRでスタッドレスは支給されなかったのでごくたまに雪道を走る状況になると地獄だった。

トヨタ オーパ  嫁の車。ぼくと結婚して売ってしまったが、嫁はそのことをいまでも恨んでいる(;´Д`)。後部座席が驚くような仕組みでフラットになり、全長が短いのに、うちのあのデカイ嫁が車中泊できる。トヨタはこんなすごいアイデアとコンセプトを惜しげも無く捨ててしまっている。高回転まで回すと気持ちいい。

トヨタ カローラ  前の会社の営業車でもあり、今の会社でも5年間乗った。結局自分の車以上に乗ってる時間が長い車かもしれない。ある意味日本の車のスタンダードで、高速道路の法定速度が100キロというふざけた国にはちょうどいい作りだと思う。どうやっても壊れないけど、160キロ出すと死ぬかもしれない。意外と装備は手を抜いていて、ウイングロードやフィットシャトルのほうが走り以外の装備は快適だ。

日産 ウイングロード  友達の車。回すとエンジン音が大きいので気分が盛り上がる。快適な装備が多い。ま、日産はあえてグロリアとかブルーバードとか、伝統の名前を捨てたんだから仕方ないけど、カローラよりはいい車なのにインパクトが弱いよな。

ホンダ オデッセイ  上司の車。結局、免許をとった時に家にはシビックとトゥデイがあり、F1が流行ってた風潮もあってかぼくは心の底ではホンダファンだ。乗っていた原付きもリトルホンダという変わり種だしね。先々代のオデッセイは運転していてほんとに楽しい。ディーラーで試乗する範囲でも、一番楽しいのはホンダ車だ。部品は安っぽいし、ペラペラ感はあるが、ヒューンと回っていく感じは理由なく気持ちいいんだよね。問題はホンダがクライマーやスキーヤーにとって最高の選択肢かというと、そうとは言い切れないとこなんだ。

マツダ ロードスター 弟が一時NBを乗っていた。次年子(地名です)の蕎麦屋まで峠道を運転したが、誰もが言うようにあのスパスパ決まるシフトはほんとうに楽しい。素晴らしい車だ。だけど、真っ直ぐな高速をひたすら走っていると、なんか評価が下がってしまう。クライマーでなければこんな車がすきだ。

スバル フォレスター  ご存知のようにクライマーにはスバリストが多い。複数のクライマー友達のフォレスターを運転させてもらった。NAもターボも。で、フォードを買うときに最終的に迷った対抗馬もフォレスターだった。こんなことをブログに書くと、周りに敵を作ってしまうかもしれないが、ぼくは鈍感すぎて、言うほどスバルの素晴らしさがわからない。まあ、サーキットやらオフロードを走ってるわけじゃないから仕方ないんだが、普段走ってるぶんにはスバルもフォードもカローラも、感動するような違いはない。

フォード フォーカス  代車。すごく評価は良い欧州フォードだが、アクセルやブレーキの感覚が独特すぎて辛かった。

トヨタ プリウスα  現在の会社の車。なんというか、今まで乗ったすべての車の中で一番横風に弱い。スズキのエブリィ以上に。で、モーターの加速感はドッカン的ではなく、いつの間にかスピードが出てる、という感じ。音も静かなので高速の真っ直ぐなゆるい下りなどでは気づくとここに書けないような速度になっていることがある。グリップが希薄なのでカーブで飛ばすのは怖い。

シトロエン C4ピカソ  スペインでレンタカー。はじめての2ペダルMT。とにかく発進はギクシャクする。車内には要るのか要らんのかわからないような装備が満載。フランス車の良さはわからなかった。

フォルクスワーゲン ゴルフ  ドイツおよびスペインでレンタカー。ドイツで借りた先々代ぐらいのマニュアルのゴルフ(本当はセアト・レオンというスペイン製のゴルフOEM)は正直良さがわからなかった。意外とドアの作りなんかもペラいし、こんなもんかと思った。ところがスペインで最新型のゴルフに乗ったら脱帽してしまった。7段のDSGは変速タイミングもバッチリだしエンジン音もダイレクト感もマニュアル以上と思える素晴らしいものだった(よく壊れる、とは聞くが)。

以下はディーラーでの試乗の感想

フォード クーガ  アメリカでは現在エスケープとして売られている、実質ぼくの車の後継者。欧州フォード製。すごくいい車だと思うが、日本では派手な色やSUV感がない。そそらない。

ホンダ フィットシャトル  何もこだわりがなければクライマーにとっては最高の選択肢だろう。後部が完全フラットで天井も高く、最高の車中泊グルマだと思う。何回も言うようにホンダの軽く回っていく感がこの車にもあってとても楽しい。だけど、ドアハンドルが冗談みたいに安物のまるでブリキ細工で萎えてしまう。

スバル レヴォーグ  最初は何だこりゃと思ったデザインだが、町中で見かけるうちにだんだんカッコよく見えてくる不思議。今まで乗った車にないドッカンな感じにやられてしまう。欲しい。

ボルボ V40クロスカントリー  デザインが素晴らしい。外装も内装もどちらも素晴らしい。だけど、室内がさすがに狭すぎる。クライマーでなければ買いたい車だ。

アルファロメオ ジュリエッタ  理由もなくアルファロメオに憧れ続けている。で、ディーラーで試乗したジュリエッタが唯一体験したアルファだが、サイドブレーキを戻した時にカツンと言わないことが最高のカルチャーショックだった。え、これでいいんですか? と尋ねたぼくの質問をディーラーの人は理解できないようだった。室内も微妙に狭く、それと現在のアルファロメオのデザインは好きになれない。

ま、なんだかんだ言いながら今の車が好きすぎるのが最大の悩みだ。ぼくが車に求める優先順位として、

1,あまり他の人が乗ってなくてカッコ良い。
2,エンジンがよく回る。
3,クライマー兼旅人としての車中泊や積載の快適性。
4,買える値段、嫁の許可を得れる燃費や維持費。

これをすべて満たす夢みたいな車はなかなか見つからんだろうなぁ。



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# by a_roofbeam | 2015-04-11 21:48 |

トルコ アンタルヤ クライミング 2014-15


むかし『探偵物語』の再放送を見てたら、優作が

「そうだ、トルコ行こう、トルコ」となんの脈絡もなく言い出すので、

なんで急に海外展開するんだ?? とびっくりして見てたら、ああ、昔はそういう意味で使われてたんだな、、、

と、軽く下世話なネタからの、トルコ共和国アンタルヤ、クライミングツアーです。

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結論から言うと、ほぼ正月休みしか海外ツアーできない我々にとってはいままででベストなクライミング環境だった。
メインのエリアはほぼ南面でなにしろ温かい。
日陰のエリアも日によっては快適に登れる。

だけど雨は多かった。しかし乾きは良い。夜中雷雨で、朝方やんだら、翌日朝から登れる。
染み出しはエリアによるがそう多くはない。


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人気ルート。下部7A+。


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鳥がやたら距離を詰めてくるので可愛い。


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泊まったJO.SI.TOというキャンプ場のゲストハウス。ドイツの建材を使っててとても快適。


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中に三部屋あってうち二部屋をうち夫婦とS本家で使い、あとひと部屋はイギリスから来たカップルだった。
このキッチンは共同なので、かぶると少し辛い。

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二日目は一日雨でレストになったが、さっちんグループが遊びに来てくれて、一日中ビール漬け。
EFESビールがサイコーに美味かった。

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基本的に車がなければ買い出し不可(根性があれば下の村まで8キロ歩きとヒッチハイク)
JO.SI.TOのディナーを予約する。

ここには同じようなキャンプ場がほか2軒ある。
ひとつはすぐ隣りのKEZBAN’Sで、
もう一つは大きな通り沿いのCLIMBER'S GARDEN

JO.SI.TOは一番メジャーで商業的で快適だが、夜はクライマーでごった返し、席を取るのすら難しい。
KEZBAN'Sは、勝手な推測だがJO.SI.TOを真似て地元の人が開いた、という雰囲気で、
少し寂しい感があるが、逆に席は確保しやすいかも。ここもディナーは要予約。

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これは少し離れたCLIMBER'S GARDEN のステーキ! ちょっと高い12ユーロだけど、予約もいらなくて美味しい!
ここのキャンプ場自体は一番こじんまりしてる。

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20分ぐらい歩いたところにある地元のレストランだが、看板はあるもののこんな雰囲気でとても入るのを躊躇するが、
うちの嫁が見事に切り込んでくれた。
通された階段が廃墟みたいにボロボロで、暗い証明で失敗ムードがただよったが、
上がった先にはたくさんのクライマーがいて二度びっくり。
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名物はマスのグリルだが、ぼくは鶏を食べた。
以外にもこのレストランのWIFI環境が上記3件のキャンプ場より格段に良かった(でも遅いけど)

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日曜日はレスト、8キロ下の村でバザーをやっている!

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こんなかんじで2階建てのあずま屋みたいな個室がたくさん並んでいる。

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トルコでチャイを頼むとそれが普通の紅茶で、こんなヤカンを出された。上が茶葉入り、下がお湯で、
濃いのを薄めて飲むようだ。

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コツがいる。

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必ずこの形のガラスのコップで出される。
取っ手がないので熱い。でもこのコップが好きになる。

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この日は JO.SI.TO でレンタカーを借りて、市街地まで降りてみた。

レンタカーはマニュアル、ナビ無しのフィアットの小さなセダン一択で、31ユーロ。
JO.SI.TO から一般道に上がるゆるやかなダートの坂で3速でエンストした。
少しでも登りになると容赦なくノッキングを始める。
人生で一番長く1速を多用したドライブだった。

地元の人の運転についてさんざん荒い荒いと言われたが、走ってみればまあ、ごく普通に走れる。
旧市街じゃなく、道も広くて空き地が多い新市街だったのが良かったのかもしれない。

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トルコで一番ぼくにとって切なかったのは、
地元のレストランでは何を食べてもどこかにラム的な臭いがするということだった。
スープを食べても、鶏肉を頼んでも、何かしらラム臭がする。

S本さん(A.K.A残置夫)が「ラムだっちゃ」「これもラムだっちゃ」と言いだし、
ジンギスカン好きのうちの嫁もだんだん鼻についてくる、という。

一番びっくりしたのが、トルコのあの伸びるアイス!
期待して食べたら罰ゲームみたいなキツイ臭いがする!

まあ、しかしこのへんは好みの問題だ。

あと、レストランでビールが頼めないので、持ち込んだりするのが(OKらしい)少し面倒な感じだった。

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だけどまあ、クライミングはほんとうに素晴らしい。岩場はかなり混んでいて、
順番待ちもあっったりするが、
なにせこの写真の陽のあたってるバンドのほぼ9割がエリアで、
歩いて移動できて、しかもどれも人気エリア。
これ以外にも日陰のエリアがある。

2ルンゼの隣に新エリがあり、その隣の権現があり、また隣は羽山で長屋で、、、という感じでエンドレス。

今まで正月訪れたカリムノスやスペイン、カランクなどの中ではクライミングに関しては間違いなくナンバーワン、
(生活はスペインが良かったなぁ)。


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# by a_roofbeam | 2015-01-10 18:31 | クライミング

矢掛ボルダー

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土曜日は一人、マットを背負ってコンペには参加できなかった矢掛ボルダーを訪れた。
予備知識無しに来たらこんな古い町並みだったのでとりあえず散策モード。
お好み焼き屋があったのでふらっと入ったら次から次と客が押し寄せてきた。
広島風を堪能しました。

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車を止めて数分でこんなすごい石に出くわす。センターエリアのこの石はとてもいい感じにそびえていた。
岩質や課題の雰囲気は王子が岳よりも北山公園チックだ。北山よりはホールドが多くて大きい感じ。

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この課題もしびれる。真ん中ぐらいにミッドナイトライトニング的な(触ったこと無いけど)乗り込みがある。

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一番気に入ったのは鉄塔エリアのこの石。
勝手にピンクフロイド岩と命名した。
とりあえず真ん中のクラックを登ってみた(内容は今ひとつ)。
その右ともう一つ右のカンテ課題はとても面白かった。

数年に一回遭遇する昔の仲間にまたあったのもふくめて、楽しい一人旅だった。

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# by a_roofbeam | 2014-12-29 18:16 | クライミング

雪が降っている スキーには少し興味を失ってしまった

結局ポンツーンは行くとこまで行き着いてしまったということなんだろうか?

昨シーズンの初日、急激にスキーがつまらなくなってしまったことに気づいた。

まあ、純粋に飽きただけ、とも言える。ほぼ同じスキー場にしか行ってなかったし、他を開拓するモチベーションもなかった。

最初はすごく感動したポンツーンだが、次第に重さが疲れを生んでいることに気づいてしまった。

かと言って細板に戻れるわけでもなかった。

結局最初の一回だけで、滑ることをすっぱりやめてしまった。

まあ、無理してやるようなことじゃない。

またやりたくなるまで、眠らせておくことにしよう。

羊蹄はいつでもぼくの心のふるさとで、無くなりはしない。

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# by a_roofbeam | 2014-12-17 22:40 | テレマーク

西宮船坂ビエンナーレ

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起点となる船坂小学校。すごく雰囲気のいい廃校です。

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教室から一歩出るとテラスっていいよね。

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ちょっと歩くとこんな茅葺きの古民家。

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で、その中にこんな作品がある。これが一番脱力系で面白かった。

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今回のハイライト。さっきの古民家からちょっと歩いたとこの雰囲気のサイコーなスリランカレストラン。
値段はやはり高めだが、うまくて居心地はすごくいい。

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川沿いを歩いて、

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ちょっと奥まったとこにすごい庭園のあるカフェの中にこの作品がある。これも良かった。

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庭。

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中に入ってスコーンとコーヒー。

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こんな風景が西宮にあることなんて想像してなかった、このへんは車ではよく通ってた元西宮市民。

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ファインアート。

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やっぱり、何回も言うけどこういう芸術祭に参加することで、普段絶対歩いたり分け入ったりすることのないような場所をのんびり回れるのがとても素敵なんだよね。

観光地じゃない、普通の生活の場で、ちょっと寂しい雰囲気もあるところを。
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# by a_roofbeam | 2014-11-22 18:35 |

天草、彦根城の小さい旅

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熊本で時間ができたのでナビの地図を拡大して行ったら、西の海に面白そうな島があったので目的地にしてみたらそこが天草だった。

熊本から天草までの道は、常に右側に普賢岳が見えている。いつまでもいつまでも、角度を変えて見えている。

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天草の松島。干潟。美しい。

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そしてこの旅のハイライトは三角西港
小さな小さな世界遺産クラス。地形もすごければ建物もどれも味わいがある。どうしてこんなに素晴らしい場所がこんなに無名なのか? おれが知らないだけ、じゃないよな。
オンサイトでこんなものを引き当てるのがいきあたりばったりの旅の楽しさなんだ。

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この日本家屋も同じ港に残された廻船問屋。

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日本家屋の窓から海ってのはなにげに珍しい気がする。
エドワード・ホッパーの絵画よりも素晴らしいぼくのこの写真。

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そして彦根城。はっきり言って油断していた。

けっこう寺社仏閣を見てきたつもりだが、この雄大な堀と石垣は今まで見た中で一番すごい。なぜこんなにお堀がすごいのか、ちょっとウロウロしていたら圧倒的に明快な理由を発見した。

琵琶湖のすぐそばなんだ。

真っ暗な琵琶湖に降りて、流木に腰かけてしばらく瞑想した。
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# by a_roofbeam | 2014-10-26 23:48 |

第三回 ハンモックと読書 『泥棒日記』 ジャン・ジュネ

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ほんとに一年に2冊も本を読まなくなってしまった。読んでよかった本をブログにアップしてるんじゃなく、読んだらほぼすべてアップしてるが数年で三冊という感じだ。

もう最近は登りに行こうとすると雨ばかりで気が狂いそうだ。仕事と雨でお盆休みが完璧に潰れたんでショボくれて図書館に向かい、学生の頃からいっぺん読んでみようと思ってついぞ読んだことのなかった本を借りてみた。
どうせ読みきれないだろうと思ったら、意外とグイグイくる。


『泥棒日記』 ジャン・ジュネ

―裏切りと、盗みと、同性愛が、この本の本質的な主題である。


という一文そのまんまの本。主人公含め登場人物のほぼすべてが、犯罪者で同性愛者。殺したり盗んだり掘ったり掘られたり、しかも実話。

だけど一番面白いのは、放浪小説であるということ。主人公はフランスからスペイン、ベルギーなど、物乞いしたり、盗んだり、掘られたりしながら放浪する。

放浪中に見張り小屋に忍び込んで寝ていたら、見張りが帰ってきて困ったことになりそうと思ったら、その見張りといい感じで肉体関係に及んでしまうとか、そんな展開ばっかりで脱力感満載だ。

バルセロナも主要な舞台だから、2年連続のスペインの旅も、これを読んでからだったらもっと楽しかった(かもしれない)。

ちょっとネタバレだが、もう一つ面白かったのは、ジュネが作家になってから出来た金持ちの知り合いから美術品を盗もうというくだり。

作家になってもリアル泥棒ってのがすごいね。
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# by a_roofbeam | 2014-08-29 23:27 | 音楽・読書

瀬戸内国際芸術祭2013 その2 高見島は最高だった

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本島のこの作品は良かった。

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どうも本島がしっくりこないので、行きのフェリーの中でリピーターの中高年団体が「高見島が良かったぁ」としみじみ話していたのを思い出して高見島に舵を切った。結果大正解だった。
この「海のテラス」のレストランにまずやられた。

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並んで待ったかいがある、100%瀬戸内ビューのテーブル。

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讃岐富士的な山を遠くに見やりながら、ゆっくり飲んで食べて今思い出してもとてもいい気分に戻れる。

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このレストランのある建物の中の展示も良かった。

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こういう表現が正しいのかどうかはわからない。
だけど、高見島で一番感慨深かったのはこの島が現在進行形の廃墟となりつつあるということだ。住んでいる人には本当に失礼になるが、率直にこんな表現しかできない。

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本当にこの島では島そのものの雰囲気とよく調和した素晴らしい作品群に出会えた。

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まとめじゃないけど、

率直に言えば、会期を三回に分けたのは良くなかったと思う。人に勧めようにも、リピートしようにも、それぞれの会期が短すぎてどうしようもなかった。

会期が長ければぼくはたぶん高見島に入り浸ってたかもしれない。プロジェクトが終わったいま、自販機すらない静謐な島に突然訪れる勇気はちょっと湧いてこないよね。
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# by a_roofbeam | 2014-06-20 22:52 |

瀬戸内国際芸術祭2013 いまさら投稿その1

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初日は犬島、製錬所美術館。ぼくはリピートだったがそれでも素晴らしい。

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そして豊島に渡り、ここに宿泊する。このシマナミがほんとうに綺麗だ。

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今回見た(体験した)中で一番すごかった作品。ただ竹をクライミング用のアクセサリーコードで結んだだけの船が地上はるか高いところに浮いている。

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おそらく保存はきかないであろうこの作品を体験できたことはとてもシアワセだった。制作にはクライマーが協力したらしい。

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豊島の頂上(?)からの風景。

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日をあらためて西の5島に単独参戦。本島。

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作品はピリッとしなくてもこの島の佇まいだけでいい気分に浸る。こんなイベントがなきゃこんな島(失礼)に来ることはまずなかっただろうからね。
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# by a_roofbeam | 2014-06-20 22:26 |

サーストンのライブ!

今日は梅田でサーストン・ムーアのライブを見てきた。

正直サーストンのソロアルバムなんて買ったことも聞いたこともなかったので、かなり恐る恐るだった。
会場ではみんな正座して恐るべき音響実験を延々聞かされる、とか言うシチュエーションを勝手に想像してみたが、

不慣れな都会でようやく辿り着いたライブハウスの入り口で受付をしてると、

ハ~イ、と顔パスでぼくの横を通り過ぎて行く背の高い外人がいたのでまさかと思ったら本人だった。

おもいっきり目があったが、びっくりして満面のほほえみを投げかけることしかできなかった。

その後もサーストンとガールフレンドは会場を行ったり来たりして楽屋に入っていったが、ぼくを含めすべての客が完全スルーで、ほんとに無反応だったのが笑えてしまった。

客はたぶん50人もいなかったと思う。ステージにはドラムセットがあったのでとりあえずほっとした。

が、ライブが始まるとぼくの期待や不安を1000%裏切るモノスゴイ演奏で、一気に昇天した。

ソニック・ユースの中でぼくの心をかき乱した本質の部分はサーストンだったということがはっきりした。

ギター二人とドラムという編成だったが、序盤の数曲は思いっきり激しいロックで、早々に昇天をくりかえし、

後半はさすがのギター実験室的な演奏も乗ってきて、ジャズマスターをアンプにこすりつけ始めたところで何かが覚醒してしまいそうだった(;´Д`)

ただ一つ残念なのは、1時間ちょいでライブが終わってしまったこと。2回アンコールしてくれたが、さすがに物足りない感があったなぁ。

アンコールであそびでヘイヘイマイマイのリフを弾いてたのが楽しかった。

ライブが終わり、サーストンと他のメンバーが出てきたが、サーストンは他の人と話し込んでいたので直接しゃべることはできなかった。ギターとドラムの人に握手して素晴らしい演奏だったと伝えて気分よく帰った。

普段経験できない梅田の食堂街で立ち飲みを楽しんで、電車とバスで家まで帰った。
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# by a_roofbeam | 2014-06-03 23:15 | 音楽・読書

ムーブの面白さ

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鳳来シーズンを終え、名張でワンクッション入れたら、備中モチはかなり低下していた。

いやあ、極寒の鳳来に戻るのは現実じゃないにしても、もう一週名張でハンドジャムにぶら下がっときたいな、、

ぐらいに考えながら新エリに辿り着く。

笑っちゃうぐらい去年の自分ブログとおんなじ感想を抱く。

三連休なのにぼくら4人パーティー以外はRWさんチーム2人だけ。

静かで、なんの焦りも競争もなくのんびり登れる。禁セプラインの喧騒が懐かしいくらいだ。

一時逃げていたカンテに取り付いてみた。

さすがに久しぶりの石灰でも面食らわないぐらいは備中慣れしている。

だけどやりだしたら、この何もないとこをなぜか登れる感がしみじみと脳内麻薬に働きかけ始め、

ほぼ忘れていた最終ピン付近のムーブでノウナイマヤク大洪水状態になった。

ああ、ムーブがおもしれえぇぇ

岩場やルートに優劣をつける意図はないんだが、ことムーブに関しては備中、新エリや権現あたりはぼくのような12クライマーには宝の山としか言いようが無い。
個人的に一番幸福物質全開は同じ新エリの時間よ止まれ(右回り)だった。

だけどなぜここ最近はシーズンの大半を鳳来で過ごすようになったんだろう?

ルートの面白さ、クライミングの面白さは純粋にムーブだけでは語れないんだろう。


個人的ベストムーブランキング

1 時間よ止まれ 備中・新エリア
右回り、キョンとクロスでなんだかよくわからないものをつかんで登れてしまうあの感じ。

2 アルパイン少女マミ 小川山・弟岩
ベストムーブかつベストルート、一個一個細かい何かを拾いながら登れてしまう。

3 パンピングアイアン1 城ヶ崎・シーサイド
いまでは忘れてしまったが、遠い水平ガバを取りに行くムーブは脳が溶けてしまうくらいしびれるムーブだった気がする。

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# by a_roofbeam | 2013-12-23 22:56 | クライミング

ヨセミテツアー 2013 ノーズその3 宝瓶宮

三日目の朝、ポータレッジ二泊目は前夜が嘘のようにぐっすり眠れた。そして眠りすぎた。

早朝から行動してない時点で敗退は決定してたようなものだった。

だけどぼくは、どうせ敗退するにせよ、いけるとこまで(ブーツフレークの上辺りまで)いって敗退してもいいんじゃないか、水も食料も足りないわけじゃないんだし、と考えていた。

だが相棒は今日中に降りることを決めてしまっていたようだ。経験も実力もヤツのほうが数段うえなので、ぼくはリーダーに従うことにした。

ぼくらはポータレッジを片付けると、登りに必要のないすべての道具をデポして、軽くなり、ドルトタワーまで最後の記念登攀(?)をはじめた。

ぼくは途中の5.8の短いチムニーのピッチをなんとかオンサイトしたが、そこから見上げたフィストが永遠に続いていくようなセクションは吸い込まれるように美しかった。

だけど実際そこをフォローしてみると、ぼくの苦痛とするキャメ4サイズが信じられない位長く続く。

フォローなのに、空荷なのに、ぼくはトライする気が起きなかった。

ブーツの上まで行きたい、なんていう朝の気持ちはどこへ消えたのか、

ぼくはただ回収したキャメ4をつかんでは登りつかんでは登り、ただただこの美味しいはずのクラックから逃れたいだけだった。

ドルトについた。

相棒が言う。

このセクションをリードで行って人工で抜けれる自信があるか?
カムの掛け替えって簡単に言うけど、キャメ4が2個しか無いのにここを掛け替えで登れば、その間10メーター以上ノープロやぞ。下でもしそのサイズを使ってたら、そこまでロワーダウンして登り返しや。

まあ、平たくいえばぼくの実力はこのレジェンドなルートをトライするには達してないということだ。だけど、まあ、それはそれでいい。

楽しく記念撮影して、ここまで来ても近くとは思えないエルキャプタワーやブーツフレークを仰ぎ見て、敗退を開始した。

すると、下の方からトランシーバーで拡声された韓国語の会話が響いてくる。

どうやら韓国人の5人(!)パーティーがすごい勢いでストーブレッグに辿り着こうとしていた。

みてると、一人のリーダーが常にリードし、後の4人はひたすら荷揚げにてっして、ホールバッグ2個とポータレッジをすごい勢いで上げている。

まあ、昨日までの僕らの考察なんてなんの意味もないと笑い飛ばされるようだ。ノーズに登るのにスタイルどうこうなんて自分で決めれば良い。どんなスタイルでも登る奴は登るし、敗退する奴は敗退する。

さばさばと僕らはデポした地点まで降りてラペルの準備にとりかかった。

だけど、膨大な荷物を抱えての敗退もやはり一筋縄ではいかない。

幸先の悪いことに、ぼくは自分のマットがなくなってしまっていることに気づいた。そして作業中に、ちょっと荷物の上に足を載せた瞬間ブチッという嫌な音がして、ぼくの(食べもしなかった)行動食の袋が気持ちのよい垂線をえがいて数百メートル下に落ちていく。

大声で下に向かい叫び続けているのがとても恥ずかしかった。

で、昨日までぼくらを苦しめていた最大の重量物、水を捨てる。

壁の途中の敗退なので、後続のパーティーのために水をデポしておくことはできない。ただ、捨てるしか無い。

ほぼカオス状態になっているホールバッグの中から、ひとつひとつ3リッター入りのペットボトルを取り出して、空中にぶちまけるだけのことが、どれほど虚しく長く感じられるか。

水は壁をわたる強い風でキラキラと輝く結晶のように散っていく。

グチャグチャのホールバッグには掘り出しても掘り出してもまた新しい水瓶が出てくるように思えた。

ようやくすべての水を捨て終わって、それでもぼくらとともに下る重量はげっそりするようなものだった。

ホールバッグは相棒に任せ、ぼくはギアラックにありったけのギアを付けて先陣で下っていった。

ノーズは敗退用のラペルポイントはしっかり整備されていて迷うような要素はない。だけど、重たいギアを身につけて、ラペルステーションでセルフにぶら下がっていることがこれほど辛いとは思わなかった。

実際この時、ぼくも相棒もハーネスにぶら下がりすぎて足の神経を痛めてしまったらしい。

ふたりとも、この日から一ヶ月以上足の皮膚感覚が軽く麻痺してしまった。

歯医者の麻酔が切れかけみたいな感覚が、日本に帰ってもしばらく消えなかったし、二ヶ月以上たって今に至ってもまだ、右足の付け根だけはごくごく軽い麻痺が残っている(;´Д`)

相棒はラペルを極端に嫌がる。
たしかにそれはわかる。クライミングで一番死に近いのは懸垂下降をしている時だ。

二回目のラペル中、ひどい強風が吹き始めた。次のラペルステーションは左に少しそれたところにあり、軽くテンショントラバースを入れなければいけない。

だけど、強風は逆にぼくを右に右に運んでしまう。どうがんばっても左に進めず、パニックになりそうになった。
自分を落ち着けてなんとか足に巻くクラシックな仮固定をし、震える手でひっちゃかめっちゃかなギアからスリングを取り出してプルージックを決め、長いこと、長いこと風が止むのを待った。

風がやんだ。ぼくは無心で壁を左に走り抜けた。あと少しでチェーンがつかめるってとこで、はるか上で韓国パーティーのホールバッグにロープが引っかかってひるんでしまった。

結果、あっという間に逆に走らされるハメになる (;O;)

韓国人の荷揚げと風が止むのを待ちながら、巨大な壁のブランクセクションにただ不安げにぶら下がっていた。
たどり着けなかったキングスイングの代償行為みたいだな。なんとか二回目のトライでチェーンをつかむことに成功した。

敗退のラペルは虚しいぐらいに永く、まどろっこしく感じられて、これだけはもう二度とやりたくないね感満載だった。

地面に降りたあたりの感想はもうここに記述するようなものでもないだろう。

激しい苦悩や後悔や叱責や反省や闘志やらが沸き起こるでもなく、

ただ、あーあ、って感じで、ギアを放り出して体を休めた。
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# by a_roofbeam | 2013-11-28 22:46 | クライミング

あいちトリエンナーレ

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志賀理江子


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これはかなりスマッシュヒットだった。ビルの屋上が全てグリッド空間になっていた。

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正直、まちなかの企画のレベルは低かった。

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岡崎って初めて行ったけどファンキーな街。

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ロッキンジェリービーン風のベトナム料理屋(*´∀`)

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個人的にはこの作家がMVP

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ロウで出来た小さな家に入るこのインスタレーションには度肝を抜かれた。
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# by a_roofbeam | 2013-11-22 00:29 |

母親が教えてくれた2つの重要なこと

その1
『君死にたまふことなかれ』

母親はぼくが寝付くときに、子守唄代わりにいろいろな詩を朗読してくれた。(もちろん子守唄も歌ってくれたが)

啄木とか光太郎とか、そういった有名ドコロの詩の中でも一番ぼくの心に染み付いたのが、

与謝野晶子の『君死にたまふことなかれ』だった。

子供心にとってもラディカルでファンキーで、かつしんみりする。

旅順の城が落ちるかどうかなんてどうでもいい、

という姿勢は40近くになってもまだぼくの奥底に染み付いた基本理念である。

天皇が実際前線になんか行かねえだろ、という子どもじみた屁理屈もぼくにはとても素直に受け入れられた。

あなたが生きていればいい。

ぼくはサヨクでもウヨクでもないが、いつでもぼくの心には枕もとでこの詩を朗読してくれる母親の声と姿がある。

あなたが生きていればいい。


その2
スパゲッティーは啜って食べるな。

母親は外国に行ったことはない。パスポートを作ったこともない。(あたりまえか)

だけど、スパゲッティーやスープをすすって(音を立てて)食べることは小さな頃からうるさく注意された。

「パスタ」なんて言葉はなかった時代だが、

「スパゲッティーは啜らねでフォークさまいで食え」

「スープばズルズル飲むな。すっと口の中さ流し込め」


とうるさく言われた。ぼくが理解できないでいると、太宰の『斜陽』を持ってきて冒頭の部分をぼくに読ませ、こう飲め、と言われた。

そのせいで未だにぼくは肉を切ってからフォークは右手に持ち替えるし、寿司を食べるときは箸はけして使わない。

まあ、一番印象に残ってるのは庭で「おしっこ」する「お母さま」だが、、

日本ではスパゲティーやスープををズルズル啜って食べる人が多いし、箸で食べるパスタを売りにしてる店もあるくらいだ。

だけど、海外ではとても受け入れられる行為でないことを知っていたほうがいいと思う。

LOVE AND PEACE (#゚Д゚)
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# by a_roofbeam | 2013-11-14 21:58 |

ヨセミテツアー 2013 ノーズその2 教会の鐘が鳴り響く

シックルで、よく眠れないまま起きる時間になった。

回復感もそれほどない。

もっと早く出発するつもりがうだうだしてしまい、ポータレッジをしまったり、

あれやこれや手間取ってるうちに、フィックスを上がってくるパーティーがいて、焦ってしまう。

アメリカ人の二人は、30リッター程度のザックひとつで現れた。今日はエルキャプタワーを目指してるというから、そこまで行ってラペルダウンするのか?、と聞いたら話が噛み合わない。よくよく聞いたら、2デイで抜けるということらしい。

おいおいそのザックにホイチョイカプセルでも入ってるのか?

準備にあたふたしているぼくらは彼らを先行させた。

ここでまたひとつ認識を改めることになる。ノーズを2デイで抜けるなんて、とんでもない強いクライマーだけの世界と思っていたら、彼らは6ピッチ目で普通にテンションを入れていた(まあザックが重いんだろうけど)。

このへんから、徐々に何かが違うと気づきはじめる。

ぼくらはそこそこオーソドックスなスタイルで臨んでいるつもりだったが、

ことによるとすごく時代遅れなトライをしてるんじゃないだろうか、

そんなことを考え始めた矢先に、はるか上方から、教会の鐘が遠く、鳴り響いてくる。

ストーブレッグのあたりにはられていた別パーティーのポータレッジが撤収を始めたようだ。

アルミのごついパイプがカランカランと岸壁にあたって、遠い鐘のように聞こえてくる。

シックルからの2ピッチはぼくがリードしたが、本当にリードでよかった。

人が簡単に登れる3級の岩は、ホールバッグには鬼が満載の地獄になる。セカンドは50キロ位上のズタ袋を抱えながら上がってくるハメになる。

そしてビレイ点ではお約束のようにロープが絡む。

いろんなサイトを見て頭のなかではスッキリしたビッグウォールシステムをイメトレしてきたつもりだが、そんなことはお構いなしに現実のロープは絡む。

ストーブレッグへの大きめの振り子トラバースまであと少しという相棒に、

「悪い、下でロープがクラックに挟まった(;´Д`)」

ビレイ器をセットして5メーター以上ラペルし、引っかかったロープを回収してさばき直す。

その間相棒は日の当たる壁に30分以上ただぶら下がっている。やつの喉の渇きは痛いようにわかる。

「俺たちビッグウォールの悪い例をまさに実演してるみたいだな。」

たぶんドルトホールに2時間ちかくいただろう。ストーブレッグを登ってる相棒のコールは聞こえるが、姿は全然見えない。苦戦してるようだ。

やっとビレイ解除の声を聞き、きつい空中懸垂とロワーアウトを経て、スッキリした壁の美しいクラックを眺めながらユマールした先にはすっかりやつれ果てた相棒がいた。

ビレイ点でぼくもやつも、完全にスタンディングノックアウト的な感じだった。
次の行動が起こせなかった。

相棒がビレイ点と思っていたアンカーは、ドルトから地面まで続いているラペルポイントのひとつで、
ぼくらははからずも敗退の道に迷い込んでいた。

そして、今朝鐘を鳴らしていたパーティーが大荷物とともにぼくらの上から下降してくる。

はやくも物語が終わりそうなフラグが続々立ち始めた。

彼らは憔悴しきっていた。もう考えることができなくなったので敗退すると言っていた。
ぼくらもドルトにたどり着けるか不安に思っていることを言うと、ここにポータレッジを張ってドルトまで空荷でフィックスしたらいい、昨日ぼくらもここで泊まった、と教えてくれた。

これを聞いた瞬間、つくづくホッとした。もうこれ以上荷揚げしたくない。

同時にぼくらも彼らを一日遅れでトレースしてるんだろう、という直感も生まれた。

重い荷物、ポータレッジ、遅い行動、明日は同じようにここをラペルダウンしてるんだろう、、、

彼らが下って行くと、ぼくらは夕方の鐘を鳴らし始めた。

とても幸福だった。ポータレッジの上で憔悴して、エルキャプメドウが少しずつ夕日の色になるのを眺めながら、昨日よりとても満ち足りた気分で晩飯を食べてお茶をした。

登るのをあきらめると、なぜこんなにも幸福で満ち足りた気分になるのだろう?
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# by a_roofbeam | 2013-10-23 21:55 | クライミング

ヨセミテツアー 2013 ノーズその1 ピトンスカー

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なにはともあれヨセミテで一番食いたいものがこの肉だ!


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山のように反省点が出てきたが全く後悔もしていないし、打ちひしがれてもいない( ー`дー´)キリッ

事前に荷揚げの練習をしてないどころか、

お互い何を持ってくるかもノーチェックで、

ノーズの取り付きで、当然全て入ると思っていた荷物がどうやってもホールバッグにおさまらなかった時のヤッチャッタ感と言ったらなかった。

売ってる一番でかいホールバッグ買ったのにな、、、

セカンドがモンベルのギアバッグを背負って登ることになった(;´Д`)

で、ノーズの本当の取り付きは2ピッチロープを出したところにあり、このいわば0ピッチですでに
荷物が上がらなくて死ぬほど苦しんだ。

何しろパンパンのホールバッグはちょっとしたカチみたいなホールドに引っかかってスタックする。
ヘタしたらスローパーでも止まってしまう。
ハングなんか発狂しそうになる(#゚Д゚)

そのたびにセカンドが介錯してやらなきゃいけない。

もちろん上げる方はもっと大変で、3分の1システムを使うとおもいっきり引き上げても5センチ程度しかバッグは上がらず、ほんとうに果てしのない重労働を繰り返す。5センチを30メーターで割ってみて、、、( TДT)

本当の1ピッチ目取り付きに立った時にはすでにくたびれ果てていた。それでも今日はなんとかシックルまで行って、明日持ち直せればとモチベーションは十分だった、が、

2ピッチ目に自分がリードする番になって、もっと恐ろしい事実が降りかかってきた。

ピトンスカー(・・;)

言葉では知ってた。「ハーケンを打ったり抜いたりして広がったとこだろ。エイリアンを決めてきゃいいんだろ」

こんな甘い考えは、最初に決めたエイリアンをテスティングした刹那にひっこ抜けて大フォールしたぼくの体とともに吹き飛んでいった。

何しろ浅くて、形がいびつ。普通のエイリアンでは上手く決まらない。

大枚はたいて購入しておいたオフセットマスターカムが、大げさじゃなくぼくの命を救ってくれた('∀`) これじゃねえと決まらねえんだぁぁ

それでもすごく不安定で、フォールで2本スッポ抜けて途方もなくフォールしてしまった。

ぼくの感覚では、フェイスで13が登れないとこのピッチをフリーで行くのは厳しいと感じた。
情けないことに3ピッチ目を変わってくれないかと早くも相棒に泣きついたが、却下された。

こんなテイタラクな登りで時間はあっという間に過ぎていき、シックルに着く前に日が沈みそうになってきた。相棒が4ピッチ目を登ってる最中に、完全に日が暮れた。

初日からヘッデン登攀となる。

4ピッチ目はテンショントラバースが二回入り、時間がかかる。取り付きでは幾多のヘッデンが心配そうにこちらを見上げている。やっと辿り着いた相棒が荷揚げしていたが、ぼくのすぐ横にいかにもな感じで rope eating frake が口を開けているのがものすごく神経に触った。

あいつにロープが挟まったら、今晩は着のみ着のまま体育ずわりビバークが確定だ。

そしてオレはオレでヘッデンを頼りにやったこともないロワーアウトを2回も決めなきゃいけない。

もう少しでシックルに立てるという時に、アブミがクラックに絡まって下り返すはめになったときは叫びだしそうになった。だけど苛ついても仕方がない。

シックルに辿り着いた時の安堵感と行ったらなかった。夜の8時を回ってた。

そしていろいろなことが見えてくる。分かってくる。芯から疲れ果てて、ただレッジに寝ているしかできないぼくの横で、相棒がジェットボイルでレトルトカレーとアルファ米を用意してくれたが、すごくありがたいことなのに食べたいとも思わない。(食ったけどね)

考えたら、行動食にと思って24本(!)も持ってきたソイジョイだって取り付き前に一本食ったぐらいだ。

相棒が山のように用意してくれたスープやコーヒーも、飲む気になれない。

背中に背負ってた、自作の木製ブランコなんか一度も使わない。

恥ずかしいくらいに無駄ボッカの嵐なのだ。

相棒が張ってくれたポータレッジで寝たが、上手くねれず、朝起きたら冷たく乾いた空気のせいで喉が痛くて仕方がなかった。
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# by a_roofbeam | 2013-10-10 22:24 | クライミング

いつでも無になれる。無になりたい。

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とくにヤバイことを考えてるわけじゃありません(;´Д`)

昔ぼくが働いていた巨大アウトドアショップが日本から撤退して全員解雇、という祭りになった時、

ある友達が無職のことを無の人、と言い出しました。

それが気に入って無職になることを無になると今でも思ってしまう。



しつこいぐらい言ってるが今の仕事はとても面白い。

どうしても動かなかった機械をさんざんあれこれやったあげく、ほんのちょっとした事に気づいて復旧させた時は足が震えるほど自分で感動してしまうことがある。

新しい機械を美しく組み上げるのも同じように楽しい。

「金をもらって数千万のプラモを組み立ててる」とか「金をもらって最高級のパズルをやってる」とか、冗談で言ってる。

ここ数ヶ月、北陸某所で思いどうりの性能をあげられない機械を何とかしようと日夜鉄を削ったり、リレーとタイマーであれやこれや試行錯誤のくりかえしだ。



だけど、瀬戸内のおだやかな海を眺めながら、出てしまったフェリーを目で追いつつ、
照り返しの中で生ビールを飲んでいると、

ぼくはいつでも無になれると思う。

何も考えずに好きなところに行って好きなモノを食べて好きなだけ寝ていたい。
何かに追われることなく、いつまでもきれいな風景を観ていたい。

金の算段さえ付けば(*´∀`)、いつでも無になりたい。

働きたくない。

いや、理想を言えば、月に5日ぐらい働ければ十分だ。



いまはある程度好き勝手やってても、前の会社ではぼくは普通に社畜だった。

10年も一緒にニセコに通った友人の結婚式に、展示会の仕事があるから、と断ってしまったことを今はものすごく後悔しているが、その時は断るほうがとても自然に思えた。

ぼくは狂っていた。

前の仕事を続けていたら、ヨセミテなんて言葉は永遠に夢のなかの妄言だったのだろう。

好き勝手やってるぼくがこんなことを書いても、現在仕事に縛られている人はふざけた絵空事にしか聞こえないかもしれない。それについては申し訳ないと思う。

前の会社でのぼくはなぜ社畜だったのか? それは純粋に将来が不安だったからだ。だって前の会社でやっていた営業職は、自分にはとても向いてないし一生続けられる仕事と思えなかったからだ。さりとてなにかステップアップのために努力する人間でもなかった。

たまたま偶然に(たぶん)一生できそうな仕事につけた、というに過ぎない。

だけど、当時のぼくに妄想の言葉を送りたい。


仕事よりも友達の結婚式のほうが100倍価値が高い。
そして2週間の休みはファンタジーじゃない。ヨセミテでもスペインでも好きなところにいけ。


ぼくは自分で目覚めたわけじゃない。ただただ、ラッキーだっただけだ。もっとラッキーな人は世界のゴマンといるし、そうでない人もゴマンといる。

すこしずつでも、なにか変わっていければいいんじゃないだろうか?
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# by a_roofbeam | 2013-08-30 00:20 |

nabariから世界へ(?)

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名張に3ヶ月弱通い、果たしてぼくはどうなったのか?

お盆の小川山

ジャックと豆の木 RP しかし、思った以上に苦戦。

クレイジージャム ワイド部の最後で這い上がれずフォール、2日後泣きの二便目を出すも同じ箇所でフォール。

そりゃあ、去年やった時よりはだいぶマシにはなったが、魔法のように上達はしてなかったということだ。

で、予想外だったのが昨日久々に嫁に拉致られた鳳来鬼石。

クライマーは昨日今日と岩場には10人程度で順番待ちのホワイトボードが幻のようだった。
だけど岩の状態は3ヶ月ぶりだと絶望的にヌメって感じる。

ところが、ひさびさに枯れ木に取り付くと思った以上に登れる。

体が以前より岩に近い気がする。

岩に近いから後ろに引き剥がされる力も弱く、ホールドも近く感じた。

おお、これが某強いお方が言っていた
「クラックをやると体幹が強くなってフェイスもうまくなる」

なのだろうか?

それとも単純に5月より2キロ体重が減ったからだろうか?

前者のほうが夢があるよね(*´∀`)
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# by a_roofbeam | 2013-08-18 02:26 | クライミング

mostly nabari

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写真はsunny姉さんにとってもらいました。

フェイスを完全に封印して、名張に通い続けています。

ひとつのサイズが出来たと思っても、少しサイズが変われば全く別の技術が必要になる。

だけど、クライミングを始めた頃のような楽しさ、

湯河原幕岩と江戸川橋のTウォールに通ってた頃のような楽しさがよみがえってくる、、

鬼ヨメもいないしね('∀`)
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# by a_roofbeam | 2013-07-10 23:01 | クライミング

金沢21世紀美術館

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せっかくの晴れた土曜日に小松空港に外人を送り届けるだけの仕事。

まあ、すごくいいやつだったが。ドイツ人とばっかり思ってたらメルドー、メルドーを繰り返すのでなぜフランス語を喋るのか聞いたら両親はドイツ人だが俺はフランス人だ、と言われた。

日本はこれが4回めで今回はぜひとも招き猫が買いたいと真顔で訴えられた。

小松は予想以上に古き良き街だった。二人で雰囲気のいいイタリア料理の店でランチをして別れた。

返す刀で高岡を通り過ぎ、雑穀谷に向かった。何しろネットで見たらすっぱり割れたクラックがあるじゃないか。

たどり着いた雑穀谷は大盛況で、お目当てのクラックを登っていた人に突然ビレイを頼んだら、鳳来で見かけますね、と言われて嬉しくなった。

スーパークラックをワイド登りでトライしたら見事に頭から落ちて、こころよくビレイしてくれた人に非常に不安な思いをさせてしまった。。orz

2本登った所で、人口壁で痛めた肩が重くなってきたので、素晴らしい富山クライマーたちに別れを告げてホテルに引き返そうとしたが、

やはり心がうづいて今日は行かないでおこうと思った21世紀美術館に取って返した。

結果としては大正解だった。

ぼくにとって21世紀美術館はそれだけでまず居心地が良い上に、企画も常に結果を出してくれる素晴らしい場所だ。行く前に検討する余地がない。行けば素晴らしい出し物をやってる。

今回も大当たりだった。撮影禁止だから当然ブログでは紹介できないが、

志賀理江子と加藤泉という作家が素晴らしかった。

何よりピピロッティ・リストのビデオが最高に素晴らしく、ぜひともパーマネントインスタレーションにしてほしい!!!


行ってみれば、ああ、あいつが興奮してるのはこういうことか、、とわかると思う。。。
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# by a_roofbeam | 2013-06-01 22:05 |

ぼくはノーズを登る

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はたしてこの写真にノーズが写ってるかどうかもよくわからないんだが、、、

これは怠惰な自分に気合を入れるためのカマシの文章です。

努力は嫌いでもこれだけはやっておきたい。

去年の夏エルキャプを見た瞬間にこれは登らないといけないと思った。

何も理由を付ける必要はない。

一緒に行ってくれるぼくとおなじくらいアホで、ぼくより100倍クライミングが上手い友だちがいる。

このアホ友達もまだノーズ自体は登ってない。感動を分かち合える。

今でしょう(*´∀`)



とりあえず会社のショールーム天井にフィックスを張ってユマーリングと荷揚げの練習だな(;´Д`)
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# by a_roofbeam | 2013-05-09 21:01 | クライミング

スペインの旅

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とりあえずかけつけガウディ。カサ・バトリョ



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フットボールエリア。グレード甘め。



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なにしろ借りたアパートがきれいでキッチンもフル装備なんで、チカコさんが(うちの嫁も、、)料理の腕を存分にふるってくれた(*´∀`)



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1月1日午前中、冗談抜きでコバグランには日本人しかいなかった。



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なにしろパエリヤが美味かった!



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シウラナは世界遺産クラスに美しい街だった\(^o^)/



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聖家族教会。ガウディが作った以外の部分はRC造になっている(;´Д`)



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なんだかんだ、これが一番楽しみだったバル。タコ嫌いのぼくがバクバク食べたゆでダコ。



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バスク風のバルを見つけたらこのピンチョスが食べれる。見た目がとてもきれいで見た目以上にうまい!!!
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# by a_roofbeam | 2013-03-27 20:44 | クライミング

クイックドローの話

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クライミングを始めた頃からボルト側”スピリット” ロープ側”BDクイックワイヤー”の組み合わせだったが、10年以上使ってるし、思い切って更新してみた。

ボルト側”アンジュS” ロープ側”トランゴスーパーフライ”

ロープ側は単純に軽量化されただけだが、ボルト側は正統派キーロックからクリーンノーズかつモノワイヤーと大きく変わった。

ここ数ヶ月使った感想として、このチョイスは大成功だった。最初にアンジュが出たときは、小さくてロープをクリップしにくいビナ、という印象だった。だけど、あるときボルト側としてはこれが正解じゃないだろうか? と思いなおし、一個だけ購入して試してみるうちに確信できた。

軽い、小さい、クリップしやすい、ノーズの幅が均一なので回収もスムーズ、良いことずくめだ。
一番の長所は、すごく遠いボルトに「押し付けクリップ」できること。ゲートを親指で押し開けながらじゃなく、ゲートが閉じたままハンガーに押し当てるだけで軽くクリップできる。昨日MORISAMAの核心部で大変重宝しました。


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この写真のとおり、ノーズの幅が均一で、「かえし」的なでっぱりがないのが、先行していた各社クリーンノーズの製品との大きな違いだ。

今のとこフリールートでの回収のしやすさはスピリットに比べて遜色ない。

ロープ側はキーロックやクリーンノーズの利点が殆ど無いため、軽量な通常のワイヤーゲート。今となってはこのトランゴのビナは地味だが、発売当時は画期的な超軽量ビナの走りだった。当時フレンズ用にたくさん購入したものを今回流用した。

ちなみに、ボルト側のビナは自転車のチューブを輪切りにしたもので固定している。京都の某先生に教えてもらった。ロープ側は通常のペツルのゴム。よってロープ側のビナはちょっと頑張れば外せるようになっている。


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というのも、クイックドローを連結してのばすときに、上の写真のように中間部のビナはボルト側のビナにしたほうが良い。なぜなら、


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あまり知識のない人が同じルートをトライするとき、こんな間違いをされるのを未然に防ぐためだ。

ランナーの長さもついに25センチになってしまった。ロープの流れはすこぶる良い。湯河原幕岩で登ってた頃はこんな長いの腰にさげる自分なんて想像できなかったなぁ。


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おまけ、先日水の泡の終了点から回収してきた危険な残置ビナ。二枚がけだから助かってるものの、一枚だったら殺人レベルやな。こまめにチェックしましょう。

ときには某アイロン日記的に実用的なことを書いてみたいと思ったが、やっぱりあの丁寧さは真似できんなぁ。
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# by a_roofbeam | 2013-02-22 23:12 | クライミング

チョコレット

古川での仕事を終えて高山のホテルに5時にチェックインした。

多少期待しながら古い町並みに行くと、筋を一つ間違えたのかと思って通り過ぎた。

やっぱり間違ってなかったと思い直して戻ってみると、昼間はあれだけ賑やかな通りが全て閉店して誰も歩いていない。

自分は牛串と生ビールの無限連鎖の甘い夢をみていたが、そんなものはどこにもなかった。

唖然として、静かな、多分本来の姿の古い町並みを歩き通した。

思いついて高山のボルダージムを見学してみることにした。

ちょっと遠いが歩いてみることにした。途中、10歳ぐらいの女の子が、氷の塊を足で引きずりながら歩いてきた。

目が合うとこんばんわと挨拶されたので自分もこんばんわと返した。

たどり着いたジムはなかなかひろくて感じが良かったので靴をレンタルして登ることにした。

課題は非常に辛くて遠い、正直好みじゃなかった。

登り終えてホテルのすぐ近くのラーメン屋に入った。立派な建屋で昼時には結構混んでいて一度入ってみようと思っていた店だ。

客は自分以外誰もいなかった。死ぬほど美味しくなかった。とても悲しい気持ちになった。

満たされない気持ちで歩いたが、他に入りたいような店も開いてなかった。

コンビニでビールと堅揚げポテトとチョコレットを買って部屋で食べた。


なぜこの夜が(自分にとって)こんなにタルホ感があるのかわからない。


きっと氷の塊を引きずっていた子がお月様だったのだ。
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# by a_roofbeam | 2013-01-31 22:01 |

立山、ポンツーン、最もシアワセなときに

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初日は設営。10年近くバッカン泊まりで入らない間にプラスチックのスコップは時代遅れになっていた。
アルミじゃねえとクラストが切り出せない。
ハイドレーションの口も飛ばしちまったし、道具の更新が一番カネがかかる。
F1ビーコンもすっかりクラシックモデルで、「他人を救う本気度」が感じられぬらしい。
フリークライミングだけやってれば小遣いたまるんだけどなぁ。
アルファロメオに乗れる(かも知れない)んだけどなぁ。


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そして滑りこむ。
小遣いやアルファのことなどどうでも良くなる。


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で、こんなナベを食い、昔の仲間と新しい仲間と本当にどうでもいいばかみたいな話で盛り上がる。


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二日目朝、こんな視界。
そうそうに敗退を決めてテントを撤収し、晴れ間が見えた2時間だけ滑って一本当てた。気持ちよかったぁ。


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下山して白馬の貸し別荘で、ぬくぬくと、タイカレーを食わせてもらう。これをテントでやるつもりだったってすごいよね。そしてまた本当にどうでもいいバカ話をくりかえす。楽しい時間だ。


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上だけオープンしてる八方尾根のこの斜面をひたすら滑って終了。これはこれで楽しい。


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で、肝心のポンツーンだが、ハイクでも滑りでも拍子抜けするぐらい違和感がない。
人のレビューでやれ重たくて足枷のようとか、圧雪でくるくる回ってパウダー専用とか、あれは全部ぼくにとってはウソだった。
前履いてたパブエネと実際違いがわからない。

はっきり言ってしまうと、今回重めの吹き溜まりパウダーをドロップする限り、パブエネともその前の板ともあまり違いがわからない。
スキーの後ろ半分しか使わないぼくの特殊な滑りだと、極太のロッカーとか、別に意味が無いんじゃないかということ。

ハイクアップでも今回ぐらいのラッセルではロッカー有利が感じられず、トラクションも前の板に比べて格段に良くはない(今回初採用のG3シールのせいかも)。
ただし、幅広のせいで板の上に乗ってしまう雪の量は多く、それが重さにつながってしまう。湿雪では嫌になるかも。

で、八方の綺麗なピステを滑った感触も、去年の試乗会で感じた以上に違和感がない。さほど急でなければパブエネと全く同等に滑れる。面白かったのが、コケた時の制動がバツグンで、サイドカーブのないほぼ真っすぐのエッジを雪面に食いつかせるとあっという間に滑落停止になる。

もうひとつ、リフトで乗り合わせた人に話しかけられる率が急上昇。女の子に、ではなかったが。。

G3のシールは今回みたいなライトな使用ではまあ何とかなったが、接着、トラクションともBDには劣ると感じた。ま、アメリカから激安で買った型落ち品だから現行とは違うかもしれない。それと、BDにはない130ミリ幅なので、全くカットせずポンツーンにジャストフィットしたのが最高だった。


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無事に帰り、道具をしまい、新たな物欲と戦う。
そして次のツアーを夢見て。
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# by a_roofbeam | 2012-12-05 22:37 | テレマーク

鬼石から権現へ

ことしは4月から先々週までずっと鳳来に通っていた。すべて鬼石だ。

ぼくも嫁もなんとか課題を終わらせることができた。結果ヨメと最高グレードで並ばれてしまった、、、

鳳来にも沢山の仲間ができて楽しかった。

特に総括のようなものはないが、ひとつ考えさせられたのは、入門でのグランドフォール続出、そのうち1名が下山後救急車を呼んでしまったこと(伝聞情報)だ。

あの岩場の雰囲気や危機感がわからない人は、救急車を呼んで何が悪いのかわからないかもしれない。だけど、大量に出血して生死に関わるような状況じゃない限り、クライマーは自力で下山して自力で医者に行かなきゃいけない。

さもないとどんどん登れるエリアがなくなっていく。
四国や奈良の岩場での痛ましい事故がそのままエリアの消滅につながったことを例に出すのは良くないかもしれないが、これが現実なのだ。

自分の土地で人が死んで楽しい気分になる人間はいない。ヘリや救急車も同じようなものだ。

ぼくは今でもクライミングの本質はオンサイトと初登の尊重だと考えている。鬼石ではみんながお互いのムーブを語り合い、観客席からそこ右、そこ左とにぎやかな声がかかるなか、ぼくだけはその声に耳をふさぎ、自分の登っていないルートを登る人から目を背けている。仲間がステロイドをレッドポイントしそうになり、岩場がガンバコールで白熱しても、ぼくはチラ見しかしなかった。

まあ、奇異かもしれない。時代に合わないかもしれない。
こんな部分的にヘンコな人間だが、フリーソロやマット無しのボルダーが最上のスタイルという考え方は個人的に完全に捨て去った。誰にも強制はできないが、少なくとも日本のフリーのエリアではこの考えが主流になってほしい。
いくらヘンコな人間でも、登れる岩がなくなった世界で理想を語るほど愚かしいことはない。

で、先週末は仕事だったので嫁とあわせて月曜日休みをとって権現に復帰した。誰一人ほかのクライマーがいない、だけでなく、車も一台も通らない、静かな権現だった。一日を通してずっと落ち葉が降りそそいでいた。

先週までの鬼石の喧騒がマボロシのようだ。こういう状況になると岩場でのクライミングという行為のある奇妙さが浮き彫りになる。一日いても実質登るのは2時間足らず、あとの数時間はただ休んでいるだけということ。

川の流れる音を聞きながら、落ち葉が降り続く谷で眠る、

なんて、いいながら実質は、
誰も居ないために「外ヅラスイッチ」がオンにならない鬼嫁に家と同じペースで虐げられる一日だった。。

チョンボ棒で叩かれたり、テルモスの湯を手にかけられたり、

嫁があの大声で歌う歌詞の間違った北斗の拳の歌をただただ聞かされ続けたり、、、(-_-;)
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# by a_roofbeam | 2012-11-22 00:29 | クライミング

ヨセミテツアー 2012/7/30-8/3

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こんな道を走ってるだけで気分が盛り上がってくるね。

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こんなくいものがサイコーに美味いと思えればここは天国だ(*´∀`)

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初日は公園ゲート直前のモーテルで泊まる。上の写真のレストランも同じ敷地にある。
値段は高め、ジャクージとプールがある。

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初日はエルキャプベース。モビーディック10A必死の玉砕消耗戦で感動のフラッシング'`,、('∀`) '`,、
空気が乾きすぎていて、終了点でつばが飲み込めなくて呼吸困難になり、嘔吐感に耐えながら何とかラペルのセッティングをしておりれた。
ちなみに写真の地点は中間部で終了点ははるか上の小ハングをのっこしたとこです。なげぇ。。

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La costa right 5.9 出だしのレイバックであえなくテンション。その後、レイバックで奮闘中にどこかから電子音とともに「ご用件はなんですか?」とSIRIがしゃべりはじめた。右壁にスリスリしているポケットにアイフォン入れっぱなしだった(;´Д`)
自分でカムを決めながらのレイバックは全く自信ない。今後の明白な課題だな。

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二日目。ほんとはHigher cathedral rock のbraille book を目指したが、アプローチの登りがきつい上に不明瞭でなかなかたどり着かない。やっと基部に出て二人で探すが、全く取り付きもラインもわからない。Tくんが山岳部仕込みの怒涛のヤブコギトラバースを見せ、なんとかハイヤーカシードラルスパイヤー(対面にある別の岩峰)にたどり着き、レギュラールートに取り憑いた。カメラを忘れたので写真はないが、スパイヤーの頂上から見渡す世界は本当にここに来れてよかったという素晴らしいものだった。何しろ見上げてばかりいたエルキャプの頂上が同じレベルに見える。あそこに這い上がりたい、あのぼくの前髪以上に寂しい感じでまばらに木の生えたトップに抜けたいと強く実感する。

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三日目ニューディバージョン。10A。出だしのクラックをこなすとそこから先はノブにタイオフって、、、 しかも顕著にそりあがった「私に巻いたら安心だよ」というノブじゃなく、「ま、みんな巻いてるから大丈夫」という程度のやつに巻いて登ってはるか上の細いクラックにナッツを決めるという内容に、あっさり敗退しました。Tくんは非常に楽しげに登ってました。

その後、かなりモチの落ちていたぼくは5.9のチキンパイを登って少し勇気をもらった。まあ、とれなきゃランナウトするしかねえんだな。

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四日目、灼熱のヨセミテから涼しいトゥオラミに移動してフェアビュードームレギュラールート。ここで初めて先行パーティーにあった。彼らも初めて取り付くと言ってたが、ぼくらが1ピッチに10個以上プロテクションをとってるのに彼らは2個(!)しかとってない。何かが違う、抜け落ちてる(;´Д`)

Tくんは二人の娘をクライマーにしようとしてるが、「パパ、ヨセミテでディーンくんと友だちになって今度ロープ無しでノーズを登ろうって誘われたよ」って笑顔で娘に言われたらどうする? と考え込んでいた、、、

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この12ピッチで地上からピークに立てるルートには一本もボルトがない。木かカムでビレイする。ヨセミテ全般に言えることだが、残置物は最低限で、木に巻いてあるスリングでさえ同じ長さで綺麗に切ってあり美しい。日本のようにごちゃごちゃ汚らしくボルトの打ってある終了点は見かけなかった。

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下部はクラックが続き、上部は傾斜が落ちてきて、トポにここからは同時登攀可能とあるが日本人的にはアリエナイ。

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ピークにて、相棒。こいつがいるおかげでこのツアーをフルに楽しむことができた。

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そしてアメリカの分厚い肉を焚き火で焼き、ビールに溺れる。肉は本当にうまかった。日本ではあの厚さの肉自体買えない。

このツアーはキャンプを楽しむという感じはあまりなかった。この日以外はカリービレッジで外食し、帰って眠り、朝は早々に起きて出かける。キャンプ4のマナーも悪く、12時近くまで飲んでしゃべってる連中がいる。

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最終日。ヘロヘロ過ぎてこの日は全てトップロープ。ワイドの洗礼を受ける。Sacherer cracker 10a

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gripper 10b ワイドで死んだ。チムニーの広さになって、なんとかこなせるという感じ。オフウィズ部分は一切答えが見つからないままだった。Tくんに聞いても「いやあ、ある日なんとなく登れるようになるで」

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まとめ。やはりこれを見てノーズを登りたいという強い目標ができたのが今回のツアー最大の収穫。

クラック、フェイスという区別はあまり意味がなく、全般的に強いクライマーにならなければいけない。レイバックやワイドが個人的には最大の課題。

TCプロご購入(*´∀`) 最高の靴でした。キャメ5,キャメ6も買いました。早速ガンガン落ちてます。
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# by a_roofbeam | 2012-09-17 20:12 | クライミング