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第三回 ハンモックと読書 『泥棒日記』 ジャン・ジュネ

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ほんとに一年に2冊も本を読まなくなってしまった。読んでよかった本をブログにアップしてるんじゃなく、読んだらほぼすべてアップしてるが数年で三冊という感じだ。

もう最近は登りに行こうとすると雨ばかりで気が狂いそうだ。仕事と雨でお盆休みが完璧に潰れたんでショボくれて図書館に向かい、学生の頃からいっぺん読んでみようと思ってついぞ読んだことのなかった本を借りてみた。
どうせ読みきれないだろうと思ったら、意外とグイグイくる。


『泥棒日記』 ジャン・ジュネ

―裏切りと、盗みと、同性愛が、この本の本質的な主題である。


という一文そのまんまの本。主人公含め登場人物のほぼすべてが、犯罪者で同性愛者。殺したり盗んだり掘ったり掘られたり、しかも実話。

だけど一番面白いのは、放浪小説であるということ。主人公はフランスからスペイン、ベルギーなど、物乞いしたり、盗んだり、掘られたりしながら放浪する。

放浪中に見張り小屋に忍び込んで寝ていたら、見張りが帰ってきて困ったことになりそうと思ったら、その見張りといい感じで肉体関係に及んでしまうとか、そんな展開ばっかりで脱力感満載だ。

バルセロナも主要な舞台だから、2年連続のスペインの旅も、これを読んでからだったらもっと楽しかった(かもしれない)。

ちょっとネタバレだが、もう一つ面白かったのは、ジュネが作家になってから出来た金持ちの知り合いから美術品を盗もうというくだり。

作家になってもリアル泥棒ってのがすごいね。
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by a_roofbeam | 2014-08-29 23:27 | 音楽・読書
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