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カテゴリ:クライミング( 29 )


トルコ アンタルヤ クライミング 2014-15


むかし『探偵物語』の再放送を見てたら、優作が

「そうだ、トルコ行こう、トルコ」となんの脈絡もなく言い出すので、

なんで急に海外展開するんだ?? とびっくりして見てたら、ああ、昔はそういう意味で使われてたんだな、、、

と、軽く下世話なネタからの、トルコ共和国アンタルヤ、クライミングツアーです。

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結論から言うと、ほぼ正月休みしか海外ツアーできない我々にとってはいままででベストなクライミング環境だった。
メインのエリアはほぼ南面でなにしろ温かい。
日陰のエリアも日によっては快適に登れる。

だけど雨は多かった。しかし乾きは良い。夜中雷雨で、朝方やんだら、翌日朝から登れる。
染み出しはエリアによるがそう多くはない。


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人気ルート。下部7A+。


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鳥がやたら距離を詰めてくるので可愛い。


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泊まったJO.SI.TOというキャンプ場のゲストハウス。ドイツの建材を使っててとても快適。


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中に三部屋あってうち二部屋をうち夫婦とS本家で使い、あとひと部屋はイギリスから来たカップルだった。
このキッチンは共同なので、かぶると少し辛い。

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二日目は一日雨でレストになったが、さっちんグループが遊びに来てくれて、一日中ビール漬け。
EFESビールがサイコーに美味かった。

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基本的に車がなければ買い出し不可(根性があれば下の村まで8キロ歩きとヒッチハイク)
JO.SI.TOのディナーを予約する。

ここには同じようなキャンプ場がほか2軒ある。
ひとつはすぐ隣りのKEZBAN’Sで、
もう一つは大きな通り沿いのCLIMBER'S GARDEN

JO.SI.TOは一番メジャーで商業的で快適だが、夜はクライマーでごった返し、席を取るのすら難しい。
KEZBAN'Sは、勝手な推測だがJO.SI.TOを真似て地元の人が開いた、という雰囲気で、
少し寂しい感があるが、逆に席は確保しやすいかも。ここもディナーは要予約。

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これは少し離れたCLIMBER'S GARDEN のステーキ! ちょっと高い12ユーロだけど、予約もいらなくて美味しい!
ここのキャンプ場自体は一番こじんまりしてる。

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20分ぐらい歩いたところにある地元のレストランだが、看板はあるもののこんな雰囲気でとても入るのを躊躇するが、
うちの嫁が見事に切り込んでくれた。
通された階段が廃墟みたいにボロボロで、暗い証明で失敗ムードがただよったが、
上がった先にはたくさんのクライマーがいて二度びっくり。
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名物はマスのグリルだが、ぼくは鶏を食べた。
以外にもこのレストランのWIFI環境が上記3件のキャンプ場より格段に良かった(でも遅いけど)

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日曜日はレスト、8キロ下の村でバザーをやっている!

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こんなかんじで2階建てのあずま屋みたいな個室がたくさん並んでいる。

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トルコでチャイを頼むとそれが普通の紅茶で、こんなヤカンを出された。上が茶葉入り、下がお湯で、
濃いのを薄めて飲むようだ。

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コツがいる。

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必ずこの形のガラスのコップで出される。
取っ手がないので熱い。でもこのコップが好きになる。

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この日は JO.SI.TO でレンタカーを借りて、市街地まで降りてみた。

レンタカーはマニュアル、ナビ無しのフィアットの小さなセダン一択で、31ユーロ。
JO.SI.TO から一般道に上がるゆるやかなダートの坂で3速でエンストした。
少しでも登りになると容赦なくノッキングを始める。
人生で一番長く1速を多用したドライブだった。

地元の人の運転についてさんざん荒い荒いと言われたが、走ってみればまあ、ごく普通に走れる。
旧市街じゃなく、道も広くて空き地が多い新市街だったのが良かったのかもしれない。

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トルコで一番ぼくにとって切なかったのは、
地元のレストランでは何を食べてもどこかにラム的な臭いがするということだった。
スープを食べても、鶏肉を頼んでも、何かしらラム臭がする。

S本さん(A.K.A残置夫)が「ラムだっちゃ」「これもラムだっちゃ」と言いだし、
ジンギスカン好きのうちの嫁もだんだん鼻についてくる、という。

一番びっくりしたのが、トルコのあの伸びるアイス!
期待して食べたら罰ゲームみたいなキツイ臭いがする!

まあ、しかしこのへんは好みの問題だ。

あと、レストランでビールが頼めないので、持ち込んだりするのが(OKらしい)少し面倒な感じだった。

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だけどまあ、クライミングはほんとうに素晴らしい。岩場はかなり混んでいて、
順番待ちもあっったりするが、
なにせこの写真の陽のあたってるバンドのほぼ9割がエリアで、
歩いて移動できて、しかもどれも人気エリア。
これ以外にも日陰のエリアがある。

2ルンゼの隣に新エリがあり、その隣の権現があり、また隣は羽山で長屋で、、、という感じでエンドレス。

今まで正月訪れたカリムノスやスペイン、カランクなどの中ではクライミングに関しては間違いなくナンバーワン、
(生活はスペインが良かったなぁ)。


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by a_roofbeam | 2015-01-10 18:31 | クライミング

矢掛ボルダー

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土曜日は一人、マットを背負ってコンペには参加できなかった矢掛ボルダーを訪れた。
予備知識無しに来たらこんな古い町並みだったのでとりあえず散策モード。
お好み焼き屋があったのでふらっと入ったら次から次と客が押し寄せてきた。
広島風を堪能しました。

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車を止めて数分でこんなすごい石に出くわす。センターエリアのこの石はとてもいい感じにそびえていた。
岩質や課題の雰囲気は王子が岳よりも北山公園チックだ。北山よりはホールドが多くて大きい感じ。

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この課題もしびれる。真ん中ぐらいにミッドナイトライトニング的な(触ったこと無いけど)乗り込みがある。

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一番気に入ったのは鉄塔エリアのこの石。
勝手にピンクフロイド岩と命名した。
とりあえず真ん中のクラックを登ってみた(内容は今ひとつ)。
その右ともう一つ右のカンテ課題はとても面白かった。

数年に一回遭遇する昔の仲間にまたあったのもふくめて、楽しい一人旅だった。

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by a_roofbeam | 2014-12-29 18:16 | クライミング

ムーブの面白さ

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鳳来シーズンを終え、名張でワンクッション入れたら、備中モチはかなり低下していた。

いやあ、極寒の鳳来に戻るのは現実じゃないにしても、もう一週名張でハンドジャムにぶら下がっときたいな、、

ぐらいに考えながら新エリに辿り着く。

笑っちゃうぐらい去年の自分ブログとおんなじ感想を抱く。

三連休なのにぼくら4人パーティー以外はRWさんチーム2人だけ。

静かで、なんの焦りも競争もなくのんびり登れる。禁セプラインの喧騒が懐かしいくらいだ。

一時逃げていたカンテに取り付いてみた。

さすがに久しぶりの石灰でも面食らわないぐらいは備中慣れしている。

だけどやりだしたら、この何もないとこをなぜか登れる感がしみじみと脳内麻薬に働きかけ始め、

ほぼ忘れていた最終ピン付近のムーブでノウナイマヤク大洪水状態になった。

ああ、ムーブがおもしれえぇぇ

岩場やルートに優劣をつける意図はないんだが、ことムーブに関しては備中、新エリや権現あたりはぼくのような12クライマーには宝の山としか言いようが無い。
個人的に一番幸福物質全開は同じ新エリの時間よ止まれ(右回り)だった。

だけどなぜここ最近はシーズンの大半を鳳来で過ごすようになったんだろう?

ルートの面白さ、クライミングの面白さは純粋にムーブだけでは語れないんだろう。


個人的ベストムーブランキング

1 時間よ止まれ 備中・新エリア
右回り、キョンとクロスでなんだかよくわからないものをつかんで登れてしまうあの感じ。

2 アルパイン少女マミ 小川山・弟岩
ベストムーブかつベストルート、一個一個細かい何かを拾いながら登れてしまう。

3 パンピングアイアン1 城ヶ崎・シーサイド
いまでは忘れてしまったが、遠い水平ガバを取りに行くムーブは脳が溶けてしまうくらいしびれるムーブだった気がする。

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by a_roofbeam | 2013-12-23 22:56 | クライミング

ヨセミテツアー 2013 ノーズその3 宝瓶宮

三日目の朝、ポータレッジ二泊目は前夜が嘘のようにぐっすり眠れた。そして眠りすぎた。

早朝から行動してない時点で敗退は決定してたようなものだった。

だけどぼくは、どうせ敗退するにせよ、いけるとこまで(ブーツフレークの上辺りまで)いって敗退してもいいんじゃないか、水も食料も足りないわけじゃないんだし、と考えていた。

だが相棒は今日中に降りることを決めてしまっていたようだ。経験も実力もヤツのほうが数段うえなので、ぼくはリーダーに従うことにした。

ぼくらはポータレッジを片付けると、登りに必要のないすべての道具をデポして、軽くなり、ドルトタワーまで最後の記念登攀(?)をはじめた。

ぼくは途中の5.8の短いチムニーのピッチをなんとかオンサイトしたが、そこから見上げたフィストが永遠に続いていくようなセクションは吸い込まれるように美しかった。

だけど実際そこをフォローしてみると、ぼくの苦痛とするキャメ4サイズが信じられない位長く続く。

フォローなのに、空荷なのに、ぼくはトライする気が起きなかった。

ブーツの上まで行きたい、なんていう朝の気持ちはどこへ消えたのか、

ぼくはただ回収したキャメ4をつかんでは登りつかんでは登り、ただただこの美味しいはずのクラックから逃れたいだけだった。

ドルトについた。

相棒が言う。

このセクションをリードで行って人工で抜けれる自信があるか?
カムの掛け替えって簡単に言うけど、キャメ4が2個しか無いのにここを掛け替えで登れば、その間10メーター以上ノープロやぞ。下でもしそのサイズを使ってたら、そこまでロワーダウンして登り返しや。

まあ、平たくいえばぼくの実力はこのレジェンドなルートをトライするには達してないということだ。だけど、まあ、それはそれでいい。

楽しく記念撮影して、ここまで来ても近くとは思えないエルキャプタワーやブーツフレークを仰ぎ見て、敗退を開始した。

すると、下の方からトランシーバーで拡声された韓国語の会話が響いてくる。

どうやら韓国人の5人(!)パーティーがすごい勢いでストーブレッグに辿り着こうとしていた。

みてると、一人のリーダーが常にリードし、後の4人はひたすら荷揚げにてっして、ホールバッグ2個とポータレッジをすごい勢いで上げている。

まあ、昨日までの僕らの考察なんてなんの意味もないと笑い飛ばされるようだ。ノーズに登るのにスタイルどうこうなんて自分で決めれば良い。どんなスタイルでも登る奴は登るし、敗退する奴は敗退する。

さばさばと僕らはデポした地点まで降りてラペルの準備にとりかかった。

だけど、膨大な荷物を抱えての敗退もやはり一筋縄ではいかない。

幸先の悪いことに、ぼくは自分のマットがなくなってしまっていることに気づいた。そして作業中に、ちょっと荷物の上に足を載せた瞬間ブチッという嫌な音がして、ぼくの(食べもしなかった)行動食の袋が気持ちのよい垂線をえがいて数百メートル下に落ちていく。

大声で下に向かい叫び続けているのがとても恥ずかしかった。

で、昨日までぼくらを苦しめていた最大の重量物、水を捨てる。

壁の途中の敗退なので、後続のパーティーのために水をデポしておくことはできない。ただ、捨てるしか無い。

ほぼカオス状態になっているホールバッグの中から、ひとつひとつ3リッター入りのペットボトルを取り出して、空中にぶちまけるだけのことが、どれほど虚しく長く感じられるか。

水は壁をわたる強い風でキラキラと輝く結晶のように散っていく。

グチャグチャのホールバッグには掘り出しても掘り出してもまた新しい水瓶が出てくるように思えた。

ようやくすべての水を捨て終わって、それでもぼくらとともに下る重量はげっそりするようなものだった。

ホールバッグは相棒に任せ、ぼくはギアラックにありったけのギアを付けて先陣で下っていった。

ノーズは敗退用のラペルポイントはしっかり整備されていて迷うような要素はない。だけど、重たいギアを身につけて、ラペルステーションでセルフにぶら下がっていることがこれほど辛いとは思わなかった。

実際この時、ぼくも相棒もハーネスにぶら下がりすぎて足の神経を痛めてしまったらしい。

ふたりとも、この日から一ヶ月以上足の皮膚感覚が軽く麻痺してしまった。

歯医者の麻酔が切れかけみたいな感覚が、日本に帰ってもしばらく消えなかったし、二ヶ月以上たって今に至ってもまだ、右足の付け根だけはごくごく軽い麻痺が残っている(;´Д`)

相棒はラペルを極端に嫌がる。
たしかにそれはわかる。クライミングで一番死に近いのは懸垂下降をしている時だ。

二回目のラペル中、ひどい強風が吹き始めた。次のラペルステーションは左に少しそれたところにあり、軽くテンショントラバースを入れなければいけない。

だけど、強風は逆にぼくを右に右に運んでしまう。どうがんばっても左に進めず、パニックになりそうになった。
自分を落ち着けてなんとか足に巻くクラシックな仮固定をし、震える手でひっちゃかめっちゃかなギアからスリングを取り出してプルージックを決め、長いこと、長いこと風が止むのを待った。

風がやんだ。ぼくは無心で壁を左に走り抜けた。あと少しでチェーンがつかめるってとこで、はるか上で韓国パーティーのホールバッグにロープが引っかかってひるんでしまった。

結果、あっという間に逆に走らされるハメになる (;O;)

韓国人の荷揚げと風が止むのを待ちながら、巨大な壁のブランクセクションにただ不安げにぶら下がっていた。
たどり着けなかったキングスイングの代償行為みたいだな。なんとか二回目のトライでチェーンをつかむことに成功した。

敗退のラペルは虚しいぐらいに永く、まどろっこしく感じられて、これだけはもう二度とやりたくないね感満載だった。

地面に降りたあたりの感想はもうここに記述するようなものでもないだろう。

激しい苦悩や後悔や叱責や反省や闘志やらが沸き起こるでもなく、

ただ、あーあ、って感じで、ギアを放り出して体を休めた。
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by a_roofbeam | 2013-11-28 22:46 | クライミング

ヨセミテツアー 2013 ノーズその2 教会の鐘が鳴り響く

シックルで、よく眠れないまま起きる時間になった。

回復感もそれほどない。

もっと早く出発するつもりがうだうだしてしまい、ポータレッジをしまったり、

あれやこれや手間取ってるうちに、フィックスを上がってくるパーティーがいて、焦ってしまう。

アメリカ人の二人は、30リッター程度のザックひとつで現れた。今日はエルキャプタワーを目指してるというから、そこまで行ってラペルダウンするのか?、と聞いたら話が噛み合わない。よくよく聞いたら、2デイで抜けるということらしい。

おいおいそのザックにホイチョイカプセルでも入ってるのか?

準備にあたふたしているぼくらは彼らを先行させた。

ここでまたひとつ認識を改めることになる。ノーズを2デイで抜けるなんて、とんでもない強いクライマーだけの世界と思っていたら、彼らは6ピッチ目で普通にテンションを入れていた(まあザックが重いんだろうけど)。

このへんから、徐々に何かが違うと気づきはじめる。

ぼくらはそこそこオーソドックスなスタイルで臨んでいるつもりだったが、

ことによるとすごく時代遅れなトライをしてるんじゃないだろうか、

そんなことを考え始めた矢先に、はるか上方から、教会の鐘が遠く、鳴り響いてくる。

ストーブレッグのあたりにはられていた別パーティーのポータレッジが撤収を始めたようだ。

アルミのごついパイプがカランカランと岸壁にあたって、遠い鐘のように聞こえてくる。

シックルからの2ピッチはぼくがリードしたが、本当にリードでよかった。

人が簡単に登れる3級の岩は、ホールバッグには鬼が満載の地獄になる。セカンドは50キロ位上のズタ袋を抱えながら上がってくるハメになる。

そしてビレイ点ではお約束のようにロープが絡む。

いろんなサイトを見て頭のなかではスッキリしたビッグウォールシステムをイメトレしてきたつもりだが、そんなことはお構いなしに現実のロープは絡む。

ストーブレッグへの大きめの振り子トラバースまであと少しという相棒に、

「悪い、下でロープがクラックに挟まった(;´Д`)」

ビレイ器をセットして5メーター以上ラペルし、引っかかったロープを回収してさばき直す。

その間相棒は日の当たる壁に30分以上ただぶら下がっている。やつの喉の渇きは痛いようにわかる。

「俺たちビッグウォールの悪い例をまさに実演してるみたいだな。」

たぶんドルトホールに2時間ちかくいただろう。ストーブレッグを登ってる相棒のコールは聞こえるが、姿は全然見えない。苦戦してるようだ。

やっとビレイ解除の声を聞き、きつい空中懸垂とロワーアウトを経て、スッキリした壁の美しいクラックを眺めながらユマールした先にはすっかりやつれ果てた相棒がいた。

ビレイ点でぼくもやつも、完全にスタンディングノックアウト的な感じだった。
次の行動が起こせなかった。

相棒がビレイ点と思っていたアンカーは、ドルトから地面まで続いているラペルポイントのひとつで、
ぼくらははからずも敗退の道に迷い込んでいた。

そして、今朝鐘を鳴らしていたパーティーが大荷物とともにぼくらの上から下降してくる。

はやくも物語が終わりそうなフラグが続々立ち始めた。

彼らは憔悴しきっていた。もう考えることができなくなったので敗退すると言っていた。
ぼくらもドルトにたどり着けるか不安に思っていることを言うと、ここにポータレッジを張ってドルトまで空荷でフィックスしたらいい、昨日ぼくらもここで泊まった、と教えてくれた。

これを聞いた瞬間、つくづくホッとした。もうこれ以上荷揚げしたくない。

同時にぼくらも彼らを一日遅れでトレースしてるんだろう、という直感も生まれた。

重い荷物、ポータレッジ、遅い行動、明日は同じようにここをラペルダウンしてるんだろう、、、

彼らが下って行くと、ぼくらは夕方の鐘を鳴らし始めた。

とても幸福だった。ポータレッジの上で憔悴して、エルキャプメドウが少しずつ夕日の色になるのを眺めながら、昨日よりとても満ち足りた気分で晩飯を食べてお茶をした。

登るのをあきらめると、なぜこんなにも幸福で満ち足りた気分になるのだろう?
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by a_roofbeam | 2013-10-23 21:55 | クライミング

ヨセミテツアー 2013 ノーズその1 ピトンスカー

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なにはともあれヨセミテで一番食いたいものがこの肉だ!


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山のように反省点が出てきたが全く後悔もしていないし、打ちひしがれてもいない( ー`дー´)キリッ

事前に荷揚げの練習をしてないどころか、

お互い何を持ってくるかもノーチェックで、

ノーズの取り付きで、当然全て入ると思っていた荷物がどうやってもホールバッグにおさまらなかった時のヤッチャッタ感と言ったらなかった。

売ってる一番でかいホールバッグ買ったのにな、、、

セカンドがモンベルのギアバッグを背負って登ることになった(;´Д`)

で、ノーズの本当の取り付きは2ピッチロープを出したところにあり、このいわば0ピッチですでに
荷物が上がらなくて死ぬほど苦しんだ。

何しろパンパンのホールバッグはちょっとしたカチみたいなホールドに引っかかってスタックする。
ヘタしたらスローパーでも止まってしまう。
ハングなんか発狂しそうになる(#゚Д゚)

そのたびにセカンドが介錯してやらなきゃいけない。

もちろん上げる方はもっと大変で、3分の1システムを使うとおもいっきり引き上げても5センチ程度しかバッグは上がらず、ほんとうに果てしのない重労働を繰り返す。5センチを30メーターで割ってみて、、、( TДT)

本当の1ピッチ目取り付きに立った時にはすでにくたびれ果てていた。それでも今日はなんとかシックルまで行って、明日持ち直せればとモチベーションは十分だった、が、

2ピッチ目に自分がリードする番になって、もっと恐ろしい事実が降りかかってきた。

ピトンスカー(・・;)

言葉では知ってた。「ハーケンを打ったり抜いたりして広がったとこだろ。エイリアンを決めてきゃいいんだろ」

こんな甘い考えは、最初に決めたエイリアンをテスティングした刹那にひっこ抜けて大フォールしたぼくの体とともに吹き飛んでいった。

何しろ浅くて、形がいびつ。普通のエイリアンでは上手く決まらない。

大枚はたいて購入しておいたオフセットマスターカムが、大げさじゃなくぼくの命を救ってくれた('∀`) これじゃねえと決まらねえんだぁぁ

それでもすごく不安定で、フォールで2本スッポ抜けて途方もなくフォールしてしまった。

ぼくの感覚では、フェイスで13が登れないとこのピッチをフリーで行くのは厳しいと感じた。
情けないことに3ピッチ目を変わってくれないかと早くも相棒に泣きついたが、却下された。

こんなテイタラクな登りで時間はあっという間に過ぎていき、シックルに着く前に日が沈みそうになってきた。相棒が4ピッチ目を登ってる最中に、完全に日が暮れた。

初日からヘッデン登攀となる。

4ピッチ目はテンショントラバースが二回入り、時間がかかる。取り付きでは幾多のヘッデンが心配そうにこちらを見上げている。やっと辿り着いた相棒が荷揚げしていたが、ぼくのすぐ横にいかにもな感じで rope eating frake が口を開けているのがものすごく神経に触った。

あいつにロープが挟まったら、今晩は着のみ着のまま体育ずわりビバークが確定だ。

そしてオレはオレでヘッデンを頼りにやったこともないロワーアウトを2回も決めなきゃいけない。

もう少しでシックルに立てるという時に、アブミがクラックに絡まって下り返すはめになったときは叫びだしそうになった。だけど苛ついても仕方がない。

シックルに辿り着いた時の安堵感と行ったらなかった。夜の8時を回ってた。

そしていろいろなことが見えてくる。分かってくる。芯から疲れ果てて、ただレッジに寝ているしかできないぼくの横で、相棒がジェットボイルでレトルトカレーとアルファ米を用意してくれたが、すごくありがたいことなのに食べたいとも思わない。(食ったけどね)

考えたら、行動食にと思って24本(!)も持ってきたソイジョイだって取り付き前に一本食ったぐらいだ。

相棒が山のように用意してくれたスープやコーヒーも、飲む気になれない。

背中に背負ってた、自作の木製ブランコなんか一度も使わない。

恥ずかしいくらいに無駄ボッカの嵐なのだ。

相棒が張ってくれたポータレッジで寝たが、上手くねれず、朝起きたら冷たく乾いた空気のせいで喉が痛くて仕方がなかった。
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by a_roofbeam | 2013-10-10 22:24 | クライミング

nabariから世界へ(?)

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名張に3ヶ月弱通い、果たしてぼくはどうなったのか?

お盆の小川山

ジャックと豆の木 RP しかし、思った以上に苦戦。

クレイジージャム ワイド部の最後で這い上がれずフォール、2日後泣きの二便目を出すも同じ箇所でフォール。

そりゃあ、去年やった時よりはだいぶマシにはなったが、魔法のように上達はしてなかったということだ。

で、予想外だったのが昨日久々に嫁に拉致られた鳳来鬼石。

クライマーは昨日今日と岩場には10人程度で順番待ちのホワイトボードが幻のようだった。
だけど岩の状態は3ヶ月ぶりだと絶望的にヌメって感じる。

ところが、ひさびさに枯れ木に取り付くと思った以上に登れる。

体が以前より岩に近い気がする。

岩に近いから後ろに引き剥がされる力も弱く、ホールドも近く感じた。

おお、これが某強いお方が言っていた
「クラックをやると体幹が強くなってフェイスもうまくなる」

なのだろうか?

それとも単純に5月より2キロ体重が減ったからだろうか?

前者のほうが夢があるよね(*´∀`)
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by a_roofbeam | 2013-08-18 02:26 | クライミング

mostly nabari

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写真はsunny姉さんにとってもらいました。

フェイスを完全に封印して、名張に通い続けています。

ひとつのサイズが出来たと思っても、少しサイズが変われば全く別の技術が必要になる。

だけど、クライミングを始めた頃のような楽しさ、

湯河原幕岩と江戸川橋のTウォールに通ってた頃のような楽しさがよみがえってくる、、

鬼ヨメもいないしね('∀`)
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by a_roofbeam | 2013-07-10 23:01 | クライミング

ぼくはノーズを登る

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はたしてこの写真にノーズが写ってるかどうかもよくわからないんだが、、、

これは怠惰な自分に気合を入れるためのカマシの文章です。

努力は嫌いでもこれだけはやっておきたい。

去年の夏エルキャプを見た瞬間にこれは登らないといけないと思った。

何も理由を付ける必要はない。

一緒に行ってくれるぼくとおなじくらいアホで、ぼくより100倍クライミングが上手い友だちがいる。

このアホ友達もまだノーズ自体は登ってない。感動を分かち合える。

今でしょう(*´∀`)



とりあえず会社のショールーム天井にフィックスを張ってユマーリングと荷揚げの練習だな(;´Д`)
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by a_roofbeam | 2013-05-09 21:01 | クライミング

スペインの旅

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とりあえずかけつけガウディ。カサ・バトリョ



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フットボールエリア。グレード甘め。



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なにしろ借りたアパートがきれいでキッチンもフル装備なんで、チカコさんが(うちの嫁も、、)料理の腕を存分にふるってくれた(*´∀`)



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1月1日午前中、冗談抜きでコバグランには日本人しかいなかった。



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なにしろパエリヤが美味かった!



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シウラナは世界遺産クラスに美しい街だった\(^o^)/



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聖家族教会。ガウディが作った以外の部分はRC造になっている(;´Д`)



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なんだかんだ、これが一番楽しみだったバル。タコ嫌いのぼくがバクバク食べたゆでダコ。



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バスク風のバルを見つけたらこのピンチョスが食べれる。見た目がとてもきれいで見た目以上にうまい!!!
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by a_roofbeam | 2013-03-27 20:44 | クライミング